我が家のPC環境-2001-2001年4月
もう自宅にPC(パソコン)を持っている人も珍しくなくなりましたが、皆さんはどんなPCをどんな環境で利用されているのでしょうか? ゲーム主体、年賀状の時期だけ活躍するPC、モバイル専用、インターネットをバリバリ使いこなしている、など各人各様だと思います。私の家では、今年購入したデスクトップを利用しています。最近は家で仕事をすること(ホームページ作成関連などは9割以上が自宅での作業です)が増えたため、稼働時間も大幅に増えました。PCを置いてある場所は、ある部屋の片隅(窓際→左図をクリックすると拡大画像が表示されます〜以下同様)です。木製の机の上に17"CRTディスプレイを、机の下にミニタワータイプのPC本体を置いています。PCラックなどの選択肢もあったのですが、それでは会社の現場で作業しているような感覚になってしまうので、あえてこのような形にしました。比較的ゆったりとスペースを確保できていて、作業環境としては気に入っています。
最初のPCの購入は比較的遅く、5年ほど前です。その時点から出来合いのPCを購入するつもりはなく、簡易組み立てキットの形式で売られているPCを選び、CPU、メモリ、HDD、ビデオカード、サウンドカード等を選択して購入しました。つまり準自作PC、ということになります。現在のPCはデスクトップ型としては2台目で、これはキットではなく完全なバラ買いです。購入したショップ(主に秋葉原と新宿)もバラバラです。2週間程度かけて部品をそろえ、組み立てました。これは自作PCということになりますね。自作PCのメリット・デメリットとしては
- 自分で気に入った部品を選べる(不要な部品やソフトを排除できる)。
- 費用を安く抑えられる。
- 自分だけのオリジナルPCが作れる。
- 創造の楽しみがある。
- 組み立てる手間がかかる。
- トラブルが発生しても、自分の責任で解決する必要がある。
というようなものがあると思います。でも数年前までは自作PCのメリット(特に2.)が結構あったのですが、最近は10万円パソコン(6万円なんてものも)が多く出回ってきて、プリインストールソフトの費用も考えると、自作のほうがかえって高くつく場合も増えています。とは言っても、やはり4.が大きいですね。たとえ少しぐらい高くついても手間がかかって面倒でも、「創造の楽しみ」があるから自作は止められないのです。次にPCを更新するときもたぶん自作にすると思います。
ハードウェア構成 さて、そろそろPCの構成を紹介しましょう。ハードウェアの構成(詳細リストあり)です。あまりインパクトがない構成ですが、ポイントとなるところがいくつかあります。
CPU切り替えスイッチ UPS(無停電電源装置) これまで使っていた旧PC(無印Pentium 166MHz/メモリ80MB/HDD2.7GB)と並べて置き、CPU切り替えスイッチ〜NMI社製EDESSE AT2〜を用意して、キーボード/マウス/CRTを共用していることです。前面のスイッチを押すことで切り替えが可能です。キーボードのキーの組み合わせ(Shift+Ctrl+Alt)でも切り替えられます。片方が電源がOFFになっていると自動的に他方に切り替わるので、あまり意識せずに利用しています。狭いところへCRTやキーボードなどを2台分なんてとても置けませんからね。
昨年夏は近くへの落雷で1分近く停電になったことがあります。そういう場合に備えてと、電柱などへの落雷によって瞬間的にPCなどへ高電圧がかかるのを防止するためのUPS(無停電電源装置)〜APC製BK500JS〜です。瞬停の保護はPC本体のみですが、他の機器をサージ保護用のコンセントに接続しています。UPSが役に立つのは1年に数回程度だと思いますが、いつ発生するかは全くわかりません。UPSを経由させておけば、その点安心です。まあ安心料だと思えば安いものでしょう。
パーソナルファイアウォール ケーブルモデム パーソナルファイアウォール(ルートテクノロジー社製CAS2040)です。同社では「IPシェアリング」と呼んでいますが、世間で言う「ブロードバンドルータ」です。WAN側ポート1個とLAN側HUBポート4個備えていて、DHCP機能やIPマスカレード機能を持っているため、ADSLやCATVインターネットなどの1ポートに対し、複数台のPCを接続することができます。WAN側ポートは10/100Mbps自動識別、LAN側ポートも4ポート全部10/100Mbps自動識別です。当然PPPoE機能もあります。さらに簡単なパケットフィルタリング機能などのファイアウォール機能も備えており、さらに安い!(実売16,000円以下)というお得なものです。現状では旧PCはサーバ代わりになっているため、IPシェアリング機能はあまり活かされていませんが、今後はノートPCなどをインターネットに接続する場合も考えられるため、十分役立ちそうです。
ケーブルモデムMODECAT(NEC製CM5500)です。多摩テレビからのレンタルの形で利用しているモデムです。現在は上り下りとも256Kbpsのコースに入っているため、性能もそれしか出ません(サーバ側のQoS機能で制限をかけているはずです)が、最大4Mbps程度までサポートできるはずです。10Mbpsポートが1個ついていて、そこにCAS2040のWAN側ポートを接続しています。ISP(多摩テレビ)側へは同軸ケーブルで接続されています。現在のところ、全く問題なく快調に稼動しています。
電源スイッチ/リセットスイッチカバー 光学式マウス 誤操作やうっかりを防ぐ電源スイッチ/リセットスイッチカバーです。現在のケースは電源スイッチとリセットスイッチがひざの高さ付近にあり、うっかりあてて電源を切ってしまったりリセットして「ぎゃー!」ということになりかねません→実際ありました(T_T)。
このため、延長ケーブルのパックなどの箱型の透明なプラスチックを利用して、カバーを作りました。簡単に取り付け取り外しができ、安全性もOKです。これで安心してPCの活用に取り組めます。
マウスは最近人気のマウスパッドがいらない光学式のものです。以前のマウスはゴミがよくセンサの回転軸に絡んで操作性が劣化するので、結構掃除が大変でした。しかし新PCの購入にあわせてロジテック製のものを購入しました。発光部は明るい赤に輝いていて、机から持ち上げたり裏返したりすると、1秒ほどで暗くなります。赤外線なら別に赤く見えなくてもいいと思うのだけれど・・・まぁ、きれいだからいいか・・・。とりあえず快適に利用できています。
スマートメディアリーダー/ライター スマートメディアリーダー/ライターは、デジカメ(FinePix2700)で撮影した画像を取り込むためのものです。USB接続で簡単に取り付けできるし、カバーの色(現在は青)も6色の中から気分に合わせて自由に取り替えることができるので、子供も喜んでいます。
その他の構成品も簡単に説明します。CRTは17"カラーの飯山電機製MT-8617Eで、往年のベストセラーです。UXGA(1600x1200)までの表示が可能で、以前から利用していたものをそのまま流用しています。キーボードも同様に旧PC時代のもの。やはり慣れたものが一番ですね。スピーカは昔から使っていた超小型のすごーく安いもの。あまり大きな音はださないため、これで十分です。音楽やゲームなど、品質のよい音を聞く場合は、ヘッドホンを利用します。そのほうが周りの迷惑にもならないし。プリンタももうだいぶ古いEPSON MJ-510Cをまだ利用しています。とうとう今年カラー印刷機能がダメになり、モノクロのみで利用しています。そろそろ買い換えなければ・・・・。それから、これは別のPCですが、私の奥方用のノートPC−DynaBook SS3330V(の箱)です。普段は居間で利用している(といってもたまにPTAの通知などを作るだけ)のですが、時々HUB(パーソナルファイアウォール)につないで印刷したりインターネットに接続しています。最近は娘がノートPCを利用する機会が増えて、半分子供のPCになっています。
本体周りの状況をチェックしましょう。机の下に古いPCと並べて置いています。右側のグレーっぽいのが新PCで、旧PCより数cm背が高く、ちょっとカッコいい(かな?)。とはいえ高さがほぼ同じので、見た目にも、操作面でも問題ありません。旧PCの上にはCPU切り換えスイッチ、新PCの上にはHUB(パーソナルファイアウォール)とケーブルモデムを置きました。新PCの横にはさらにUPSを配置。机の下なので通風にちょっと難がありますが、夏の暑い最中を除けばまずだいじょうぶでしょう(現在はケーブルモデムはUPSの上に移しています)。ただ電源周りの配線はどうしてもぐちゃぐちゃになってしまいます(右写真)。コンセントはタコ足配線だし、長過ぎるコードは場所ばかりくってどうしようもない。それにDCアダプタが多いと場所をくって困る。周辺機器などを小型軽量化するのと発熱を抑えるためなのだが、どうもいただけない。
左側の旧PCは無印Pentiumの166MHz版で、マザーボードは往年の名機ASUStekのP/I-P55T2P4です。MOが付いていたのですが、新PCに移してしまいました。ソフトも結構移してしまいました。でもまだサーバ(プリンタサーバ/ファイルサーバ)として立派に働いています。ここしばらくはサーバとして余生を送り、そのうちLinuxを入れて蘇らせる予定です。Linux PCならまだまだ現役として十分やれるはずです。
ソフトウェア構成 これがソフトウェアの構成(詳細リストあり)です。OSは当然Windows2000です。これは2年ほど前の雑誌の付録「プレリリース版」CD-ROMを大事にとっておいたのが役立ち、安いバージョンアップグレード版を購入できました。Office2000 PremiumもOffce97からのアップグレードです。ウィルスワクチンソフトは何にするか迷いましたが、職場でVirusScan(ネットワークアソシエイツ社製)を使っているので、他のソフトも経験しておけば何かと役立つはずだと考え、ウィルスバスター2001(トレンドマイクロ社製)を入れています(実はいちばん安かった(^^;)からです)。
旧PCで使用していたソフト(ロータス オーガナイザ、G.CREW、Paint Shop Pro等)も多数あるのですが、他のソフトで代替可能なことが多く必要性が今ひとつ感じられないため、いまだインストールしていません。このためリストにも載せていません。ゲーム関係も少ないのですが、これは現在あまりゲームしている時間がないためであって、決してゲームが嫌い、ということではありません。ただしアクション系があまり得意ではないことは確かです。
インターネットへの接続 インターネットへの接続は、多摩テレビのCATVインターネットサービスの常時接続環境を利用しています。私が住んでいる団地には建設時に既に多摩テレビの回線が引き込まれていたため、他の方式(ADSL、無線ネット接続など)より簡単にできることから、即利用を決めました。
多摩テレビのインターネットサービスを利用したインターネットへの接続は、左図のようになっています(これはあくまでも推定の接続図で、多摩テレビやBIGLOBEが認めたものではありません。
現在、256kbpsコースを申し込んでいるため、多摩テレビから個人の家のネットワークにはプライベートアドレス(172.16〜32.*.*)が割り振られており、この状態ではWebサーバ等を立ち上げて公開するのはできません。1つ上のコース(384kbps)ならグローバルアドレスをもらえるのですが、月当たり12,800円(現在は5,800円)ではちょっと家計上苦しくなります。このため当分はこのままで我慢することになるかと思います。
現時点では上り下りとも256kbpsでほとんど不満なく利用できており、まあ満足な状態と言えるのではないでしょうか?
[最終更新2001/7/8]